没後20年 特別展 星野道夫の旅

2016年09月07日
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「夕暮れの極北の河を渡るカリブー」

没後20年 特別展 星野道夫の旅
2016年8月24日(水)~9月5日(月)松屋銀座
(大阪髙島屋 2016.9.15~9.26)
(京都髙島屋 2016.9.28~10.10)
(横浜髙島屋 2016.10.19~10.30)
星野道夫公式サイト

星野道夫がこの世を去り、今年で20年を迎えます。
 極北の地に写真家が見た世界は、人間が誕生するはるか昔からそこに存在している素のままの自然でした。過酷な自然に適応し、生を謳歌する生き物たちの瞬間を捉えた星野道夫の写真は、私たちが忘れかけている大切なものをふと思い出させてくれます。また現地の人々との交流やアラスカの地に根付く神話の世界観を収めた一連の写真からは、自然と人間との調和を生き抜くアラスカの人々の逞しさがあふれ出ています。
 本展覧会では星野道夫没後20年を記念して、偉大な写真家の業績をおよそ250点の作品で紹介します。またあわせてアラスカで滞在した時に使用していた撮影機材やカヤックも特別に出展されます。
 「この世に生きるすべてのものは、いつか土に帰り、また旅が始まる」。星野道夫が旅した世界がここにあります。


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「草むらに潜むグリズリーが黄金色に輝く」

極北にこだわった星野道夫の世界。
動物も自然も堂々として存在している。圧倒的な迫力でした。
川を渡るカリブーの重量感、水音、グリズリーの浴びていいる日差し、清涼な空気や風、水の匂いまでも感じられそうでした。
カリブーやムースの写真が多数ありましたが、オスの角や筋肉の重量感がすごくて、グリズリー以上の迫力。

デパートのイベント会場という、必ずしも鑑賞にベストではないと思われる会場なんですが、残暑厳しい外から、会場に入ると別世界、迫力があるのは、サイズが大きいということだけではないと思います。
それにしても人が多くてびっくり。星野ってこんなに人気があったっけ?会話を聞いていると、星野のファンも多いけれど、写真が趣味の人も多いようでした。

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「雪解けのツンドラをさまようカリブー」

野生動物が、どれも美しく健康的で、ほれぼれと見とれます。
考えてみれば、厳しい自然環境で生き残るのは、健康な体を持つ者だけなんだろうなあと。
強く美しい者だけが存在できる世界。シンプルに生きることの凄み。
そんな荒々しく美しい極北の地が、星野の理想郷だったのでしょう。星野はそこに行ってしまった、天国近づいてしまったら、現世は色あせて見えてしまうのかもしれない。

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「タテゴトアザラシの赤ちゃん」

ホッキョクグマの赤ちゃんとか、もうこういう写真には抵抗できないですね(笑)
野生動物の他、空撮、オーロラ、イヌイットなど、見応えありました。
愛用のカメラや機材も展示。リバーサルフィルムも多数展示、これがけっこう楽しい。

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「クジラの骨の遺跡とベーリング海に浮かぶ半月(ロシアのチュコト半島)」



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