映画「ピクニック」デジタルリマスター版

2016年09月24日
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ジャン・ルノワール監督『ピクニック』公式サイト
印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールの息子、ジャン・ルノワール監督による中編作品。ギィ・ド・モーパッサンの小説「野あそび」を原作に、パリから田舎にピクニックにやってきた一家の一日や、地元青年と一家の娘の愛を、モノクロの美しい映像で紡いだ。1936年に撮影されたものの、第2次大戦時にドイツ軍によってプリントが破棄。シネマテーク・フランセーズの創設者アンリ・ラングロワがオリジナルネガを救出し、プロデューサーのピエール・ブラウンベルジェがアメリカへ亡命中だったルノワール監督の了解を得て編集作業が続けられ、完成。第2次大戦が集結した翌年の46年、撮影から10年を経てパリで初公開されたという経緯を持つ作品。2015年、戦後70年を記念して日本でもデジタルリマスター版が劇場公開。
歴史に翻弄された名作、ルノワール監督「ピクニック」が鮮やかによみがえる 2015年3月30日

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モノクロであっても、きらきらとした木漏れ日が感じられるような映像でした。
最も美しい季節、人生で最も美しい時期であろう若い娘にピクニックでおきた出来事。ありそうな夏の日でも、奇跡のような一日だったと気づくのは、人生のずっと後のなのかもしれないなと思う。
結婚を控えた娘アンリエットのときめき、胸騒ぎ、なによりも輝くような美しさがまぶしい。

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撮影は1936年、当時の世相や男女交際、貞操観念はこんな感じだったのか〜という意味でも興味深い。
女性は古風でエレガントなドレス。まじめそうだけど軟弱な婚約者に対し、半袖のTシャツ、口ひげ、タバコのくわえ方、上着のひっかけ方…モテる男のナンパ術はなるほどこんな感じなのかとわかります(笑)
過激なラブシーンも見慣れた今の時代、このキスシーンからあれこれ想像するのはピンと来ないけれど、当時としては…。

ジャン・ルノワール監督は画家ピエール=オーギュスト・ルノワールの息子、助監督にヴィスコンティ、写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンなど、なんだかすごいメンバーです。
1936年に撮影されたものの第二次世界大戦で中断、1946年にようやく公開。戦後70年を記念してデジタルリマスター版が日本で公開。

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