ジャパンオープン2016 現地観戦

2016年10月05日
国際スケート連盟公認大会
木下グループカップ フィギュアスケート ジャパンオープン2016
3地域対抗戦


シーズン初めだし、イベント大会だし…ですが、今年も楽しかったです。
客席も主な席はほぼ埋まり、熱かった&わりと暑かった(笑)

●男子 リザルト

アモちゃん
聞き覚えのあるこの曲は…フィギュアスケートではおなじみの「グラディエーター」。まさかアモちゃんがこの曲とは…という感じもします良くよくありませんでした。ジャンプが決まらない…引退前からジャンプはずっと不調たったので、まあ予想通りと言えば予想通りかも。来てくれてありがとう。

アボちゃん
プロカテゴリーのエントリーでいいのかな?
アボちゃんらしい、さわやかで美しい曲、4回転もないし、ジャンプもあちこちミスがありましたが、スケーティングは本当にすてきでした。
優雅で大きな滑り、音楽を風のように帆にうけて滑っているよう。またアボちゃんのスケートが見られて幸せ。

織田君
4T+3T GOE+2.29…ちょっと、ちょっと織田君!
現役時代と変わらない滑り、柔らかい着氷。
びっくりしたなあ!演技後総スタオベ!PBは…まあ、ともかく(笑)
かなりトレーニングを積んできたと思う。これが現役だったら…と思わなくもないけれど、現役ではないからこその心の余裕、今だからこそのスケートへの純粋な愛情がなせる演技。ジャッジも観客も、織田君自身もそこはよくわかっている。
「愛の夢」というプログラムもまた、家庭をもつ今の織田君だから自然。
ジャパンオープンを盛り上げてくれてありがとう。

アダム
まもなくGPS、現役ですからもちろ攻めの構成。4Lzは転倒、あとちょっとだと思うのだけれど…。
アダムによく似合うすてきなボーカル曲ですが、1曲丸ごと使うには単調で、かなり難しい選曲かも。この日のようのミスが続いてしまうとなおさら。
一つ一つの所作洗練されて美しい。ただアダムはすてきなのですが、アポちゃんの滑りを見た後だと、音楽表現や同調性で物足りなく感じてしまう。

ハビ
プレスリーメドレー、楽しくてセクシー、ハビらしいプログラムですねえ。このノリで踊って滑るスケーターは、他にもいるかもかもしれないですが、この高難度でここまでの演技(小芝居含む)ができるのハビだけ。
4T、4S+3T、3A+2T(3T)、4S、スケーティングが濃いというか、薄っぺらくならない、いい意味で重厚感があるんですよね。イーグルやイナバウアーがなんか新鮮。
後半の4Sは、危ない時がよくあるんですが、この体勢でこらえるのがすごい。後半は少し疲れてきた感じだけれども、ステップ楽しい、このグネグネうねるハビのスケーティング好きです。
シーズン通してブラッシュアッップしていくと、どんどん盛り上がりそう。

ショーマ
アストル・ピアソラ「ブエノスアイレス午前零時」「ロコへのバラード 」
4F(GOE+2)、4T(転倒)、3A+3T、(後半)4T+2T、3A+1Lo+3F…VB96.81を滑りきりました。ミスや転倒ありもTES109.55ですよ〜〜〜!!!
最初の4Tで転倒した時、ここからだなと…ついにやりとしてしまった私です(笑)ここからどれだけ攻めることできるかが、ある意味結果より大事でした。
4回転も3Aもどんどん安定感が出てきました。ジャンプは全体的に(以前に比べ)高さ出てきて、余裕のある美しさを感じます。3Aのフリーレッグもきれいに。
今季はスケーティングの濃さと上半身の表現のバランスが良くなりましたね。タンゴらしさも。ショーで見てきたフリーですが、コンペの広いリンク見た方が、スピード感がありかっこいいです。ハビもそうなんですが、ターンや複雑なステップを踏んでもスピードが落ちない、スケーティングの評価の高さがわかります。
フリー198.55、イベント大会だったとはいえ、本番での200点越えもあっという間に来そう。

スケーティングでは、ハビ、ショーマ、アボちゃんが抜きん出ていたように見えました。
アダムが難プロのように思えてちょっと気がかり。
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●女子 リザルト

グレイシー
ラヴェル「ダフニスとクロエ」
白のドレスがグレイシーを無垢な天使のようにみせている。
稼ぎどころのジャンプがほとんど決まらず、最下位となってしまいました。いいときのスピードがない、スピードがないとジャンプが決まらないタイプなので。
ジャンプ構成は見たところ、昨シーズンと変わらない。冒頭に3Aとか?う〜ん、それよりセカンドトリプルのジャンプで稼ぎ、PCSで評価を得る方が早いかも。
常勝の選手ではないので、あまり気にすることはないです。
プログラムは品格のあるいいプログラム、これは女王プログラムだと思います。
格調あるスケーティング、スピード、オーラ…ハマれば無敵、ワールド表彰台とは言わない、金も十分ありと思うのですが…なかなかハマらない、SPトフリーが揃えられない(汗)

わかばちゃん
「シェヘラザード」
そんなに悪いわけではない、でも、いい時の怖いもの無しのスピードがなかったのが、もっとも残念だったところ。決まったジャンプはキレのあるもので良かった。ミスをした所から少しおとなしくなってしまったかも。
シニアに上がって、つなぎや表現面は良くなったけれど、このスター選手たちの中で見ると、まだ幼いのはしょうがないか。
力が入るのだけれど、ちょっと噛み合ない…簡単に言えば、シニアの壁ってことか。
現地で見ていて、元気いっぱいの彼女が、演技後疲れた様子だったのが印象に残りました。こんなもんじゃないよ、わかば様は〜まだこれからですからね〜。

ポゴリラヤ
映画『モディリアーニ 真実の愛』より、エストレージャ・モレンテ 「Le di caza al alcance」、マイケル・ナイマン「メモリアル」
18歳にしてこの大人っぽさ、ポゴちゃんらしい哀愁漂うプログラム。不思議な色合いのドレスもスタイルのいい彼女ならすてきに見えます。
前半ミスするも、まずまず。ここから滑り込み、情念、色気が加わってくれば、かなりハマりそう〜。
へんな話、今回のエントリーでは最も知名度低いせいか、観客の反応がイマイチだったのがちょっと悔しい。

アシュリー
「エクソジェネシス」…お〜アボちゃんの曲(という記憶)
グレーのグラデーションでもとても豪華なドレス。
ゆったりした曲でもスピードが気持ちいい。つなぎの優雅さ、エモーショナルな魅力。これまでのアシュリーとちょっと違う所が見られて新鮮。ステップが激しくない(笑)
曲調のせいか、ジャンプ前のタメがちょっとだけ気になるかな。
あちこち引かれても132点は、さい先いいと思う。これからもっと良くなるはず。

宮原さん
「スター・ウォーズ」、ホルスト『惑星』より「木星」
この時期にして、すばらしい完成度、さすが宮原さん。
劇的ではないけれど、じわりじわりと確実にレベルアップし、決して後退しないのが宮原さん。
壮大な曲のスケール、曲調の変化も表現できているように思います。特にステップ、この重く力強い音楽を小柄な彼女が表現できていることに胸熱。とても勇敢で美しいプリンセスでした。

ここまでできて、なおメドベージェワに勝てない。せっかくの機会なので、他の選手との比較で見ていました。
メドにはちょっとづつ差を付けられています。ひとつは、小柄な彼女のジャンプのスケールだろうか。
テクニカルではトップクラス(3Aはおいておいて)できることは全てできているのですが…。
表現面では音楽との調和などで、メドがまさっている。宮原さんは上手さを感じる、メドはその上手さを突出させないのがすごい(タノジャンプはちょっと多過ぎだけど)。一つの作品、ドラマの中にとけ込んでいる…といった感じだろうか。
今回二人を見て、宮原さんがびゅんびゅんスピードアップすればいいのではかと。

メドベージェワ
冒頭の表情からドラマの世界、それを細やかな表現で綴っていく。サイレンの鳴り響く町のざわめきでステップ、これは好みが分かれそうだけど、翻弄される感じがよく出ています。
これだけ動いて、後半のたたみかけるジャンプがあっても疲れが見えない、最後までドラマを演じきるのがすごいです。表現が女優なんですよね。
プログラム的には、昨年と似た路線と思うものの、これだけの評価が出る。今季も負ける気しないなあ。

というわけで、1、2位をメドと宮原さん。
この時期にノーミスって〜〜〜。

結果は、めでたく日本優勝!
…ま、結果は特に今後に影響ないか?(笑)
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●ゲスト
荒川さん
サラ・ブライトマン。
わ〜でっかいリンクが似合う、でっかいスケールの荒川きた〜(喜)

パパシゼ
若い男女が、ごろんごろんする、あれちょっと、エ、エロ…なプログラム。

町田君
アヴェ・マリアのトランペット、モダンアレンジ。有名曲ですがかなり個性的なトランペットのアレンジ。
リンクサイドで「ようこそ、僕の舞台へ!」的な振りから。町田君らしい。
現役時代と変わらないスケーティング、なんとジャンプが入らないプログラム。
個人的には「あなたに逢いたくて」よりず〜っといい、町田君ならではプログラムだと感じました。


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Comment
予想大外れ
さいたまではお世話になりました。
初めてスーパーアリーナに行った頃は、お昼をどこで食べればよいかわからず駅の売店でパンを買い、JOとCOIの合間に開場前の広場で売っていた弁当を買いその場で食べていたのが、すっかり馴染んでしまい、お食事にお茶にとスイスイと。一体何回この大会に来たのでしょう?

さて、大会前の予想ですがものの見事に大外れ。
要因は言うまでもなく「殿」
競技生活から離れると「スケーティングがどんなに良くてもテクニカルエレメンツで得点が取れない」というのがこれまでのパターンだったのが、高い得点どころか「PB!」
「なにそれ?」
と思いながらスタオベ。
アボチャンもPB!
レベルのすごく高い大会でした(笑)

個人的にはアシュリー、グレイシー、ポゴチャン、メドベージェワと好きなスケーターが多く参加してくれたうれしい大会でした。

アシュリーはしっとりとした曲調で、「今シーズンは随分と落ち着いちゃったな」と思っていたら、ボーカルが入った途端力強く。
アシュリーもここまでの域まで来たかと感慨深いものがあった大会でした。


おまけ
知子ちゃんのこのプログラム見ていつも思うのだけど、なんで銀河の遥か彼方(STAR WARS)で滑っていたのに、身近な火星(惑星)まで戻ってきてステップ踏むのだろうか?と。

どうでも良いことだけど。
>クッツさん
返信遅れました。
こちらこそ、さいたまではお世話になりました。
今は、たまアリ周辺のモールがすごいことになっているので、混雑してもどこかしらに入れますからいいですよね。

> さて、大会前の予想ですがものの見事に大外れ。

予想なんて意味ないと思ってたんでは?(笑)
織田君すごかったですけど、この大会は過去に、引退3年後くらいのジェフがすごかったなんて時もあったので。

> 個人的にはアシュリー、グレイシー、ポゴチャン、メドベージェワと好きなスケーターが多く参加してくれたうれしい大会でした。

今年も豪華なエントリーでしたよね。新プロをシーズン初めに見られるのも楽しみですし。

> 知子ちゃんのこのプログラム見ていつも思うのだけど、なんで銀河の遥か彼方(STAR WARS)で滑っていたのに、身近な火星(惑星)まで戻ってきてステップ踏むのだろうか?と。

故郷(太陽系)を忘れない、親孝行ないい娘なんですよ。

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