映画『ラ・ラ・ランド』

2017年03月03日
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映画『ラ・ラ・ランド』公式サイト
「セッション」で一躍注目を集めたデイミアン・チャゼル監督が、ライアン・ゴズリング&エマ・ストーン主演で描いたミュージカル映画。売れない女優とジャズピアニストの恋を、往年の名作ミュージカル映画を彷彿させるゴージャスでロマンチックな歌とダンスで描く。オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。
「セッション」でアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズも出演。第73回ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが最優秀女優賞、第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか同賞の映画部門で史上最多の7部門を制した。第89回アカデミー賞では史上最多タイとなる14ノミネートを受け、チェゼル監督が史上最年少で監督賞を受賞したほか、エマ・ストーンの主演女優賞など計6部門でオスカー像を獲得した。


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何かと話題の「ラ・ラ・ランド」早速観てきました。
ちなみに先週末、アカデミー賞発表前でしたが、話題作だけあって混んでました。
事前情報はあまり入れないで鑑賞、冒頭の高速道路渋滞シーンから「あれ、これっていつの時代の話だっけ?」というレトロな雰囲気。携帯電話が登場して「だよね、現代の話だよね」と確認(笑)。
映像が一貫して、全盛時代の映画やミュージカル映画を彷彿とさせる作りで、そこが見所でもあります。
これが1985年1月19日生まれ、32歳の監督が作ったとはねえ。

携帯電話、YouTubu、ミアの車(プリウス)という現代にしかないツールも登場するけれど、全体の色彩と照明、ファッション、ヘアメイク、小物、セズの車、パーティーシーン、すべてがなつかしい雰囲気を醸し出してきます。
女性たちの色鮮やかなドレスが、ロサンゼルス・ハリウッドのからっとした空気、青空にはまります。

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「ジャズは死につつある」と話す売れないジャズピアニストのセブ。女優にあこがれもオーディションに落ち続けるミア。かつては華やかだったけれど、斜陽になりつつある映画やジャズへのノスタルジーなのでしょう。

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反発し合いながら惹かれていく二人という設定も往年の映画にありそうだし、ちょっとしたアクシデントから、夜道を二人きりで帰るシーンは「雨に唄えば」のような感じ。
どこかで見たような?…映画好きならきっといろいろな過去の映画を思い出すと思う。私は「雨に唄えば」「巴里のアメリカ人」「ティファニーで朝食を」「ウェストサイドストーリー」をぱっと思い浮かべました。
ミュージカル映画なんで、突然踊りだしたり、歌い出すわけですが(笑)最近のミュージカル映画はもっと自然に歌い出すと思う。突然歌い出すところも古き時代の映画を踏襲してます。

過去の映画をあれこれ、なつかしく思い浮かべるのは王道の楽しみ方。
ただ万人向けとは言いにくいと思う。最近の映画しか見てないと、逆に新鮮か?

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ライアン・ゴズリングはこの映画のために、ピアノを一から練習したとか、すごいですねえ。かっこよかったです。

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ちょっと物足りないと思ったのは、ミア役のエマ・ストーンの歌唱力かな。もうちょいパンチある方がヒロインらしいと思うのだけれど。

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「La La Land」とは、ロサンゼルスという意味と、現実離れしたおとぎの世界…というような意味があるらしい。
映画の結末はおとぎ話のハッピーエンドで終わるのかと思いきや、切なく、ハッピーだけど少しほろ苦い。
ノーテンキなハッピーエンドを予想していたので、ちょっと意外でした。
個人的な好みで言えば、なにもかもうまくいって、どかんとハッピーエンド、見を終えてすっきりがよかったかな。
それもこれも、昔には戻れない、今はもう無い、失われつつあるものへの惜別なのかもしれません。
あるいは何もかも手に入れることはできない、大きな夢をつかむには、何かをあきらめなくてはならない、そんな大人な結末が、現代にはふさわしいのかもしれませんね。
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このアルバムの6番目の「Japanese Folk Song」が、滝廉太郎の「荒城の月」のアレンジらしいのですが、全然気がつきませんでした〜。

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Comment
全米選手権
見てきましたよ。
私も極力情報を入れないように注意して。ただ、オープニングのハイウェイのシーンだけはテレビで目にしちゃったんですね、残念ながら。
予備知識なしでオープニングシーン見ていたら、もっと圧倒されていたことと思います。

最初に思ったのは、ニルギリさんと同じようにいつの時代なんだろう?ということでした。車は古い型だし、服装も古い。
私が時代がわかったのは、車が動きだして、新しい型の車が出てきてから。ただ、現代をベースにしていても60年代の映画・文化がプンプンと匂ってきました。私は結構好きです。

ストーリーですが、見ているときには違和感の有る流れでした。作品タイトルからいっても、それまでのストーリーの流れからいっても。
ただ、後からどちらがより印象的かというと、私には今回の流れが正解と思います。

さて、本題です。
これだけ騒がれた作品で、良い曲もいっぱいそろった作品だけに、来シーズンは「ラ・ラ・ランド」を使用するスケーターはいっぱい居るでしょうね。全米選手権などは、課題曲状態になっているかも。私も今から勉強しておきます。

オマケ
エンドロールの楽曲紹介を見ていたら「Japanese folk song」って出てきました。気がつきました?でも、日本の曲が出てきた記憶はまるでない。気になって「ラ・ラ・ランド」「Japanese folk song」で調べたら、「荒城の月」をピアノで練習していたようなんです。今度見たときに(覚えていたら)確認するつもりです。
>クッツさん
> 最初に思ったのは、ニルギリさんと同じようにいつの時代なんだろう?ということでした。

ですよね。
私はファッションやメイクにも時代を感じました。

> さて、本題です。
> これだけ騒がれた作品で、良い曲もいっぱいそろった作品だけに、来シーズンは「ラ・ラ・ランド」を使用するスケーターはいっぱい居るでしょうね。全米選手権などは、課題曲状態になっているかも。私も今から勉強しておきます。

あはは、やっぱりその話題ですね。
韓国のダビンがSPでもう使ってますね。

> エンドロールの楽曲紹介を見ていたら「Japanese folk song」

そうそう、「荒城の月」なんですってね。私はぜんぜん気がつかなく、ネットの記事で知ったのですが、やっぱりピンと来ない(汗)
>クッツさん 続き

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