福島のこの頃 野の食卓

2017年07月12日
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夏野菜がおいしい季節になりました。
福島県はきゅうりの生産が全国で1番か2番だったような記憶。米どころ、野菜、果物がおいしいのが福島県です。
ちょっと田舎にいけば自家用として野菜を作っているお宅も多いです、うちもですが。
趣味で珍しい野菜を作る方もいて、もらったりあげたり、そんな日常。
先週の日曜日にもらったのは、趣味で作ってみたというコールラビと空芯菜。別のお宅からは食べてみたくて作ってみたというパクチー…作ってみたものの、年配の方のお宅では1回食べて、あまりに刺激的でもう食べたくないとか(笑)
そして私が近所の土手から摘んできた金針菜(ヤブカンゾウやノカンゾウのつぼみ)、えらくマニアックな野菜がラインナップしました(笑)
コールラビは半分をサラダに、半分を浅漬けに。空芯菜は炒め物に。パクチーは肉の薄切りを炒めた上に大量にのせて食べました。金針菜はさっと炒めて魚料理のつけあわせに。
もちろんこの他に、夏の定番、キュウリ、トマト、ナス、インゲンなど。野菜は豊富にあります。

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金針菜(キンシンサイ)は中華食材として、乾燥したもので、または生が五目炒めなどに数本入っていたりします。くせもないので気がつかないで食べてる事も多そうです。
ユリ科キスゲ属のつぼみ…つまりヘメロカリス、ニッコウキスゲなどのこと。我が地方ではそこら辺にたくさん咲くノカンゾウ、ヤブカンゾウがキスゲ属です。春先の新芽は以前から山菜として知られていましたので、金針菜がノカンゾウのつぼみだと知ってからは、何度か摘んできて食べてました。

以前の記事 ヤブカンゾウの土手 2016年07月26日

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震災と原発事故で、福島の食材についてはいろいろなこがありましたが、震災の年の夏でも、福島県中通りのわが地方の、(スーパーで販売されているような)一般的な野菜に放射性物質の心配はありませんでした。我家では、一度野菜や敷地内のぎんなんの放射性物質を計ってみた事がありますが、特に問題もなく、それ以降は普通に食べてます。
震災から6年、普通に販売されている食材に心配はありません。今でも福島県産を避ける人がいることはいますが、ごく少数と言っていいと思います。

山菜や野草は、原発事故があってから、一時はもう食べることはできないのか、そう思いました…それがとても悔しかったことをよく覚えています。幸いなことに影響は少なかった(不幸中の幸いってことでです)。
販売されているものに比べると、厳密に言えばリスクがあるかもしれませんが、これまでの経緯を考えれば問題はないと判断しています。
ところで、我家は里山の幸に恵まれていて、昔から山菜や野草を食べていますが、地面に生える野草なんて怖い!食べない!…って人はけっこういます。今は少数派なのかもしれませんね。でもこれは原発とは関係ない話です。原発事故によってますます敬遠する人は増えたかもしれませんが。
山の幸は環境があってのこと、我家とて市街地の交通量や人通りの多い場所、ペットの散歩コースになるような道の山菜は食べません。

先日は、木いちごと間違えてヒメコウゾの実を食べてしまったワタクシですが(汗)、人によっては、わけのわからない実を口に入れるなんてシンジラレナイ…となるかもしれません。また、食べられるかどうかは経験による判断が重要なので、万人に勧める行為ではありません、念のため。
まあ、昔からそういうライフスタイルだというしかないのです。

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ヒメコウゾの実は木いちごそっくり。

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庭で採れたびわ。売ってるものとは大違いに小さくて形は悪いですが、味は悪くないです。

科学者がいま、福島の若い世代に伝えたいこと 「福島に生まれたことを後悔する必要はどこにもない」
原発事故直後からツイッターでの発信が注目されてきた科学者、早野龍五さんが今年、定年を迎える。いま福島の若い世代に何を伝えたいのか?

食材についての記述もあり。


初版はだいぶ前です。私は学生の頃に読んで、身近で食べた事のない野草をいろいろ試した思い出があります。
野草食べなくても、他においしい野菜がたくさんあるので、野草ばかり食べていたわけではありません、どっちかいうと好奇心ですね(笑)。

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