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「ロボット・イン・ザ・ガーデン」デボラ インストール著

2017年12月15日


AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に就くアンドロイドが日々モデルチェンジする近未来のイギリス南部の村。弁護士として活躍する妻エイミーとは対照的に、親から譲り受けた家で漫然と過ごす三四歳のベン。そんな夫に妻は苛立ち夫婦は崩壊寸前。ある朝、ベンは自宅の庭で壊れかけた旧型ロボットのタングを発見。他のアンドロイドにはない「何か」をタングに感じたベンは、作り主を探そうと、アメリカへ。中年ダメ男とぽんこつ男の子ロボットの珍道中が始まった…。タングの愛らしさに世界中が虜になった、抱きしめたいほどかわいくて切ない物語。

旧式で壊れかけたロボット、タングと大人としてかなり頼りない男ベンの成長物語。
ロボットやアンドロイドのメカニックな設定、時代背景がほとんどないので、SFっぽさを期待すると、あれ?っとなるかも。近未来SFというよりは、平凡な日常の中に、非日常の誰かが突然降ってくる「ET」のようなファンタジー。
私としてはピノキオ読んでる感じでした。とても読みやすいです。
タングの魅力がこの本の要なんですが、どうしてこうなったか?ってところはイマイチわかりにくい。
あと、ベンがあまりに軟弱すぎるのがちょっとなあと感じます。妻とうまくいってないんですが、こういう一見強そうで内面もろい女性は、ベンのような男性をパートナーに選ばないような気もする。

ベンのタングへの「愛」や「友情」こだわりは、車やバイク、フィギュアを愛し、ひたすら手入しながら離れない…、もしかして家族以上に大事なのか?って人がいますよね?(主に男性)そんな感じです。
そういうこだわりをもったことのある人なら共感できそうな気がします。

個人的には、悲しい結末にならなかったのでほっとしたんですが、よくある元サヤ話で、悪役キャラはステレオタイプですし、ちょっと俗っぽいかなと思います。
あとがき読むと、もしかすると映画化(アニメ化)されるかも?ですが、良くも悪くも家族ぐるみ安心して見られる映画になりそうです。つまりETみたいな映画ってことです。

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