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ロートレック展 サントリーミュージアム天保山コレクション

2010年05月19日
19席末フランスの画家というより、近代社会で最初のグラフィックデザイナーとして有名なアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)。
サントリーミュージアムのコレクションから、その代表作を見てまいりました。

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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
「ムーラン・ルージュ」

印刷といってもリトグラフ、現代ならばアートですが、当時画期的な印刷技術、これにより町にポスターという、今なら当たり前のことが出来るようになったわけです。
ちなみにこのころから、ポスターの盗難があったらしい、それだけ魅力的だったということでしょう。

キャバレームーラン・ルージュや芝居のポスター、見慣れてる有名な作品があるのですが、それにしても大きい、こんなのが町にあったらさぞかしインパクトがあったでしょうね。その効果も絶大だったようです。

ギャラリー・トークを聞くことができましたが、当時のムーラン・ルージュは、相当にいかがわしい店であり社会の底辺でした。
裕福な貴族の家に生まれたもの、足の発育が子どものままとうハンデがり、貴族の跡継ぎにふさわしくなく…それでグレた?…というか、やっぱりちょっと変わった人なのかなという気がしますが。ま、画家はたいてい変わってるんですけどね(苦笑)
落ちぶれて、ではなく、自ら退廃的な場所に身を投じたロートレックですが、この世界とそこに生きる人々に共感し、深く愛していたのだと感じます。アルコールに溺れ37歳の生涯でしたが、生きたいように生きた、幸せというにはどうかとも思うけれど、ロートレックらしい生き方だったということでしょう。

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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
「快楽の女王」

19世紀末のパリと言えば、パリ万博、そして浮世絵の大流行、ロートレックの構図もその影響が大きいとか。
先日見たマネといい、ゴッホ(TV)といい、最近「日本の浮世絵の影響」って話ばかりなのがなんとも…(苦笑)

ロートレックの他に、同時代のスタンラン、シェレ、ボナールの作品も。
1点ずつですがミュシャ、クリムト、ピアズリーも。
以外だったのは、詩人コクトーが制作した、ロシアバレエ団「リュス」の公演ポスター。画家でもあったのですが、コクトーがこんな大きいポスターを作っていたとは。バレエの躍動感があってかっこいいポスターでした。

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ジャン・コクトー「バレエ・リュス」

魅惑のモンマルトル ロートレック展

サントリーミュージアム[天保山]コレクションより
諸橋近代美術館

2010年4月17日(土)~6月27日(日)

参考
サントリーミュージアム[天保山]


標高があがる諸橋近代美術館。
新緑というにはまだ少し早いかも。

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