2017年10月20日

紅葉が見頃の猫魔ヶ岳へ登ってきました(10月14日)
登山口は磐梯山登山口と共通の「八方台登山口」、広い駐車場は大混雑、警備員もいてでびっくりです。この日は秋の連休、団体客も含め、たくさんの登山客が磐梯山に向かっていました。
ほとんどの人が磐梯山へ向かい、猫魔ヶ岳に向かう人はほとんどいません。
猫魔ヶ岳
福島県耶麻郡北塩原村と磐梯町の境に位置する。『新編会津風土記』には「人食い猫が出没することに、この名前の由来がある。猫石付近はいつも草木を生せす、塵埃なく掃除せしか如し」とある。また山麓にはこんな伝説も伝わっている。


登山口付近の森、紅葉が美しい。

黒々とした幹と緑の蔦のコントラスト

しばらく登ると眼下に紅葉の山々。

振り返ると木々の合間に磐梯山。

木の実も熟して秋の深まりを感じます。

標高が上がると落ち葉が増えてきます。鮮やかな黄色が上にも下にも!

登山道は広くて歩きやすいです。途中傾斜のきつい場所もありますが、短い距離ですし、トレッキングコースとしては初心者コースです。
ただ、夏場が木々が茂って暗かったとのことで、春の新緑の頃か紅葉の頃が歩くには良さそうです。

尾根につきました。

隣りの磐梯山。雲海が上がったり下がったり、明るくなったり暗くなったり、この日の天候は安定しません。頂上は雲に覆われている時間が多くて、磐梯山登山客は眺望が楽しめなかったと思う。

磐梯山と雲海。雲海の下は猪苗代町と猪苗代湖。

裏磐梯方向を見ると、赤い山の向こうに檜原湖が見えてきました。

檜原湖の向こう、遠くの山を見ると、紅葉のベルトが見えます。
あれがだんだん下がってくるわけですね。
手前は檜原湖とペンションが点在する曽原湖エリア。

東の猪苗代湖方向は少し暗い。雲の合間に湖が見えます。
この日は西の会津や日本海方面が明るかったです。

檜原湖全景、少し明るくなってきました。

頂上につきました!

まだ11時、猫魔ヶ岳の頂上から、その先の「猫石」に向かいます。

落ち葉が美しい道です。

小さな沼がありました。

30分ほどで猫石到着。
もしかして猫のシルエットに見えるのかなと思いましたが、引いてみる事ができないので、よくわかりませんでした。
猫石 猫魔ヶ岳の伝説・信仰
猫魔ヶ岳の山頂から登山道を西方へ20分ほど進むと、雄国沼を見下ろす場所に「猫石」と呼ばれる安山岩の巨大な岩がある。方向によっては、大きな猫に大岩が覆いかぶさっているようにも見え、その昔、弘法大師がその法力によって化け猫を調伏(ちょうぶく)した姿ともいわれている。

猫石に登ると霧が晴れて来て…

見えてきたのは雄国沼。ニッコウキスゲで有名な場所です。

望遠で見ると木道まではっきり見えます。今は人けの少ない時期です。


猫石周辺はモミジではなくドウダンツツジ系の木々が多いようです。紅葉が華やかです。花の時期もいいかもしれません。

もう少し太陽が出てくれたら最高なんですが…

再び猫魔ヶ岳に戻ります。雲のあいまに高い山の頂上が見えます。

花はほとんど終わっていますが、ツルリンドウを見つけました。

猫魔ヶ岳の方に戻るとドウダンツツジ系からモミジが多くなります。
黒斑のついた葉が多くて、調べてみると黒斑病に似ているような気もしますが、詳しくないのではっきりとは言えません。。


木々はどれも美しい。

磐梯山は終日こんな感じでした。

猫魔ヶ岳頂上で昼食です。
磐梯山とちがってひとけが少ないですが、頂上はそれなりににぎやか。
そういえば磐梯山で見かけるようなおしゃれな山ガールは、猫魔岳にはいないですね、マニアックですから(笑)

無事、八方台登山口に戻ってきました。
天気は曇りでしたが、雨にはならず楽しめました。
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