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世界で一番美しい庭 アンドレ・ボーシャン展

2010年06月24日
展覧会HPより
アンドレ・ボーシャン(1873-1958)は、正規の美術教育を受けることなく個性的な創作活動を行った〈素朴派〉の画家です。
フランス中部の小村シャトー=ルノーで園芸師をしていたボーシャンが本格的に絵画の制作を始めたのは、40代半ばを過ぎてからのことです。第一次世界大戦の兵役から戻ると静かな森に引き籠もり、ギリシャ神話・聖書・古代史の世界や、身近な花々、自然の風景などを、緻密な描写と鮮やかな色彩によって生き生きと描き出していきます。

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ラヴァルダンの城の前、丸いフルーツ皿に乗った果物と花々(1957年)

素朴派というと、アンリ・ルソーが有名ですね、時代も少し重なります。
正規の美術教育を受けていなくて絵を描き始めるのは、「描きたいものがある」「描かなくてはならないものがある」ことに他なりません。
よって、好きなものをひたすら描く、つきつめて描く。
ボーシャンは園芸師、植物、特に花の描写は、素朴な明るさがあり見ていてもいきいきとして楽しくなります。花や植物が好きなんだなあということがよくわかります。

ところがよく見ると、ボーシャンは描きたいモチーフを、たとえば植物をボタニカルアート顔負けの緻密さで丹念に描く一方、背景は適当…メインがあるから省略ではなくて、あくまでテキトー!という作品が多くて、笑ってしまいます。
こういうアンバランスさが素朴派ゆえんか。
描かれた植物は今調べると、種類が特定できないものが多いとか。また、花瓶に生けられた花々が季節を無視した組み合わせだったりしているようです。
あくまで画家の思うまま、自由に好きなように描いたのでしょうね。そういうのびのびとした幸福感が、花や風景の作品にはあります。

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花盛りの山岳(1943年)

人物を描いた作品もたくさんありました。しかし、デッサンの勉強なしだからといえばそうなんですが、人物画は正直キビシイ…(汗)
趣味で絵を描き始めた方の絵の延長のように感じます。
ですが、神話や聖書をテーマとしてたり、このデッサン力でこのテーマやるか…と(滝汗)
同じカテゴリと思われるグランマ・モーゼスに人物がこんな感じ(検索してみましたら、以前二人をテーマにした企画展が開催されていました)。
ただモーゼスは暮らしを描くのに人物を描いた(しかも小さく)のに対し、ボーシャンはテーマそのものが人物を描くことなんですよね。この辺り作品の評価はどうなんでしょうか?

ボーシャンの花を描いた作品は、シンプルに生活の中にあったら幸せな気持ちになりそうです。
そこは間違いない…しかし人物は…むむむ(汗)

世界で一番美しい庭 アンドレ・ボーシャン展
2010年5月29日(土)~7月4日(日)
福島県立美術館

巡回展
2010年7月10日~8月29日
伊丹市立美術館

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アート・美術館 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
心地よい刺激を・・・
こんにちは♪
久しぶりのお天気で
パソコンの前でうつらうつら、
そんな気持ちのよいお昼時に
ぱっと目に飛び込んできた鮮やかな色彩!!!
楽しいですねぇ、癒されますねぇ、
スケーターで例えたら誰の雰囲気かなぁ?いる?いない?
大阪方面にも巡回されるようで是非行かせていただきます。
DOIとザ・アイスのあいだをどうやり過ごそうかと思っていたので・・・
(笑)
と、書いているうちに夏椿、沙羅双樹でしたよね?の更新が!
お庭の花ですか?
以前は我が家にも何本もあったのに北の日陰だったからか関西の夏の暑さに耐えられなかったからかすべて枯らしてしまいました。
オカトラノオにも激しく反応しました。いつかイブキトラノオが見たい!

土曜日お楽しみに~、みなさん集合されるようですね。
>Kirarinneさん
コメントありがとうございます。
ボーシャンは堅苦しくなく楽しめました。花を描いた作品は誠実さみたいなものを感じました。
ただ人物画がねえ…(汗)ご覧になると納得できると思います(苦笑)

ナツツバキは控えめな美しさがありますね。冬も木肌がすべすべして優しい感じがします。
こちらの気候では手がかからないせいか、新築のお宅の庭木としてもよく見かけます。
夏椿、実は「沙羅双樹」と別の木らしいです。私も同じとずっと思い込んでいたのですが、あちらは熱帯の木、たしかに言われてみると…。

アイスショーがたくさん開催されてうれしいですが、あれもこれもとはいかないですね。
ただ、ダイスケに関しては、SPが複数あるようで(滝汗)加えてショープログラムもあるのか?と想像すると、ショーの度に別プログラムかも?…ということで、どれにいくか絞りきれない…といううれしい悩みが(涙)

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