FC2ブログ

昼顔の咲く茂み

2019年06月19日


高円の野辺のかほ花面影に見えつつ妹は忘れかねつも
大伴家持 万葉集 

高円(現在の奈良市付近の地名)の野辺に咲くかお花(ヒルガオ)に、あなたの面影が見えて忘れられないのです。
家持が後の妻、坂上大嬢に贈った歌。

緑濃いよもぎの茂みにひっそりと、しかしくっきりと咲くヒルガオがきれいでした。

人も無き国もあらぬか吾妹子と携ひ行きて副ひてをらむ
大伴家持 万葉集 

玉ならば 手にも巻かむを うつせみの 世の人なれば 手に巻きがたし
坂上大嬢 万葉集

家持「誰もいない国に、あなたと手を取り合って行ってしまいたい」
大嬢「あなたが玉(腕飾り)ならば腕に巻き、ずっと離さずにいられるのに」

誰もいない国に二人きりで…色男は言うことが違います(笑)

関連記事
日記 | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示