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夕暮れに急ぐ

2020年01月19日
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都にもいまや衣をうつの山 夕霜はらふ蔦の下道
藤原定家 新古今和歌集

今ごろ都では、妻が衣をうっているだろうか。私は宇津の山で、蔦の茂る山道を夕霜を払いながら歩いているよ。
旅の途中、寂しい山道で妻を思いながら旅をしている。
宇津の山は現在の静岡県静岡市宇津ノ谷のあたりで東海道の難所。
「衣を擣(う)つ」とは、木槌で布を叩き、皺を伸ばしたり、柔らかくしたりする作業。、女性が夫や恋人を慕いながら作業しているという定型があるらしい。
妻も自分を思っていてくれる、そういういう自信があるのだなあ、そうか、そうか(笑)

日が陰ると気温はぐっと下がり、風景も寂しい。誰しも道を急ぎたくなりますね。

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