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村松稔之 カウンターテナーリサイタル(郡山市・開成山大神宮)

2020年02月19日
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村松稔之 カウンターテナーリサイタル
 2月16日(日)18:30-20:00 開成山大神宮
野口英世記念ふくしま国際音楽祭(2019年7月13日〜2020年3月1日)

村松稔之(カウンターテナー)
圓谷俊貴(チェンバロ)
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●プログラム(※チェンバロ)
R.ブロスキ 歌劇「イダスペ」より「忠実な霊よ。我もまた」
G.カッチーニ 「新音楽 Le nuove musiche」より 「甘い吐息」「アヴェ・マリア」
※ D.スカルラッレティ ソナタ
※ C.モンテヴェルディ「主よ褒めたたえよ」
※ J.S.バッハ「半音階的幻想曲とフーガ ニ長調 BWV903」
U.ジョルダーニ「愛しい君」
G.F.ヘンデル 歌劇「セルセ」より「樹木の陰で」
G.P.テレマン 歌劇「ロンゴバーデン王、フラヴィス・ベルタリドゥス」より 「トランペットが鳴り響き」

アンコール「この道」「もののけ姫」
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このコンサートは、約半年間福島県各地で開催された野口英世記念ふくしま国際音楽祭の一つです。
音楽祭を例年楽しみにしていて、昨年秋は猪苗代会場にも行っているのですが、忙しくて感想が書けなかったのです。
今回は郡山市で、福島県古殿町出身の圓谷さんのチェンバロとカウンターテナー。
圓谷さんのチェンバロは以前聴いていて、とてもおもしろい方、カウンターテナーを聞くのはたぶん初めてです。
2人は芸大声楽科テノール専攻の同級生で、その後村松さんは大学院へ、圓谷さんはなんと芸大を入りなおして古楽チェンバロ専攻という、よくやるなあという経歴。二人とも若いです。

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会場の開成山大神宮拝殿は、雅楽の演奏などが行われる場所で、この日は120人入ったらしい。
開成山大神宮は、伊勢神宮の御分霊が奉納されています。天照大御神の前で、アヴェマリアとかキリスト教由来のカウンターテナーのコンサートを開催する事には、あまり深く突っ込まないで下さいね。神様は音楽好きだしね…と宮司さんの話から。
日本の神様は心が広いから大丈夫と思います(笑)

とても小さな会場で、ほとんど目の前で聞くカウンターテナーは、これまでにない感じでおもしかったです。
声の揺らぎや息づかいまで感じられ、なんだかとても色っぽい。テレビや録音されたものを聴くのとは全く違います。
というか、いつもと勝手が違う会場に、村松さんは明らかに緊張しているように見えました。拝殿では靴を脱ぐので、靴を履いていないと落ち着かないとその後で圓谷さんが話していました。
そんなちょっと汗かくような緊張感に若いなあ、青いなあと思うと同時に、この距離だと人柄までわかるような気がしてきました。
でも、そうした緊張感は前半だけで、後半はとても落ち着いて盛り上げてくれました。ソリストとして活動するくらいの方はやっぱり違うなと思いました。

地声から裏声の高音まで、なめらかに移行する声は、ソプラノとはちがう魅力です。
圓谷さんのチェンバロもとても良かったです。メランコリックな弦の音色を狭い空間で聴く贅沢もあれば、華やかな雰囲気の曲もあります。特にバッハは音の重なりが複雑で聞き応えです。
この日は雨、チェンバロは大丈夫なのだろうかと思いましたが、圓谷さんのチェンバロは日本製で、湿度にも強いらしい。そういえば以前も国産のチェンバロの話をしてました。

アンコールが「もののけ姫」、今現在の米良さんは年を重ねた声だけれど、アニメが公開されたされた頃は米良さんもまだ若かった。村松さんの声に、あの頃の透明感や鋭さを思い出しました。

村松稔之 オフィシャルホームページ
圓谷 俊貴 野口英世記念ふくしま国際音楽祭
東北のお伊勢さま|開成山大神宮

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