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福島のこの頃、熊のこの頃

2020年07月31日


集落や市街地に出没する野生の熊が問題なることが多くなりました。
7月初め、ついに我家の近くにも熊が出没して騒ぎに。
休日の買い出しから帰宅すると自宅近くでパトカーを見かけ、何かあったのかと思いましたが、熊でした。
田舎とはいっても熊の生息域の山々からは離れているので、困ったことになりました。

実は2年程前の夏にも熊が出没しています。
早起きの近所の方が、起きて窓を開けると庭に熊…目が合ったそうで(汗)すぐ通報し、朝から町の広報車が注意を呼びかけていました。その後、目撃情報はなく、ほっとしたところです。

山菜採りや登山で熊に遭遇することは、それは我々が熊の生息地に入ったからであって、驚くことではありません。
私の生活圏ですと、奥羽山脈の吾妻山〜安達太良山〜磐梯山にかけて熊がいますから、その山の麓では普通に熊が出ます。
熊は脅かしたり、パニックにならないかぎり人を襲うことはほぼなく、山に隠れてしまうといわれています。
トレッキングや山菜採りに…どっちかいうアウトドアの私ですが、これまで熊に遭遇したことはありません。ただ熊に遭遇することは想定内と思っています。

夏は春の山菜が終わりエサが少なくなるので里の方に下りてきてしまう傾向があるそうです。
この夏、近所に出没した熊は体長1mくらい、子熊ではないかとのこと。その後も住宅地などでたびたび目撃されることに。
時間帯も日中です。熊の活動時間は一般的に早朝と夕方、もし定住している熊ならばそのような時間になるはずですが…
そして我家は田舎とはいえ、熊の生息域からはかなり外れ…いろいろ考えると、本来住んでいた山から離れ、迷走しているとしか思えないんですよね。
学校も近い、これはちょっとまずい…山に帰ってほしいけれど…

そんなこんなの次の週末、近所の散歩はまずいかも?
というわけで、散策に出かけたのは福島市の民家園、そして時間があったので、民家園からも近い「四季の里」へ。
「四季の里」は芝生や水場が整備され、飲食店もある都市公園ですが、公園の奥には「水林自然林」として静かな森の遊歩道があるので、時々やってきます。

週末の公園は普段から家族連れでにぎやかですが、おりからのコロナ対策で、出入り口では検温、緊急時の連絡先の記入、サーモカメラでチェックまで…やれやれ、面倒な時代になったなあとつくづく。
手続きをすませ、にぎやかな公園はさっさと素通りし、森の中を歩きはじめました。写真はその「水林自然林」、緑の陰がとても気持ちのいい場所なのです。

歩き出してしばらくすると、あれ?…スタッフの方が追いかけてきました。
「実は今日の午前中、ここに熊が出まして…」
驚かないのですが…自宅付近の熊を避けて、ここでも熊とは…。
そういえば「熊注意」の立て札はあったな…
公園は吾妻山の麓なので、熊が出ることはこれまでもたびたび…。注意看板も至る所にありますが、すっかり慣れてしまっています。
スタッフは、禁止とはいわないけど、あきらかに「お願い、行かないで…」の表情。
まあ無理強いするわけにもいかず、公園に戻ることにしました。
開けた人の多い所に熊はわざわざやってきません。猛暑日の公園にはたくさんの家族連れ、三密ってほどではないけれど。
ふと…

日曜日、三密避けて熊に会う

という言葉が浮かび…。
いやいや、熊にはまだ会ってないし(汗)

帰宅するとお知らせがきていました。
我が近所に出没した熊が駆除されたとのこと。
先ほどまでいた「水林自然林」なら、熊は吾妻山の方へ帰ることもできそうですが、ここは熊の生息域から離れてしまっている。学校や住宅地あるところ、被害が出る前にとなったらしい。
かわいそうだけれども、人が暮らす上ではやむを得ません。

熊の出没が問題になってきた背景には、昔は熊の住む山と人家の間には畑があり、緩衝地になっていたけれど、農業が廃れ畑が荒れてしまったことで、熊は山の延長で人の近くまで来るようになったとか、山が荒れて熊の食料が少なくなったからなど、いろいろな説があります。
人と野生動物は、本来住み分けできていたはずですが…。
ソーシャルディスタンスは、人と人の間だけでなくて、人と野生動物、人と熊の間にも必要。
そうやってうまくつきあっていけたらいいのですが…。

2020071937.jpg

余談
最近知ったのですが、朝ドラ「エール」のオープニングで登場する森は、この水林自然林だとか。言われてみれば、大きな石がごろごろしていて見覚えのある風景でした。

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