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映画「オーケストラ!」

2010年09月24日
楽しい映画でした。
〈1980年、ロシア・ボリショイ交響楽団から多くのユダヤ人が連行され、それに反対した天才指揮者のアンドレイも楽団を解雇されてしまう。〉
なんて設定を読んでしまうと、歴史に翻弄された人々、感動の人生ドラマ?…と構えてしまう方もいるかもしれませんが、映画全体はコメディ。
深刻な背景をないがしろにするわけではありませんが、それはそれという感じです。
主要キャストに熱烈な共産党員がいますが、時代とどこかずれてしまった人という感じに描かれています。

さて映画は、劇場付きの天才指揮者がクビになったあと、30年間清掃係として劇場で働いているという設定からして…(笑)
しかし、ロシアなら…あるかも?と思ってしまうのは、ロシアに失礼でしょうか。(ちなみにこれはフランス映画)
復職を夢見る元指揮者アンドレイは、パリからの公演依頼のFAXを読み、解雇された元団員を集め偽のオーケストラをでっち上げ、パリ公演を目指すというストーリー。
そんな無茶な設定も、「のだめ」に比べれば…(汗)
演目は思い入れの深いチャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」
元団員たちの個性的を超越したはみ出しぶりが笑えます。
それに比べると、主役のアンドレイは、落ちぶれ方が今ひとつ物足りないのですが…そうだなあ、缶コーヒージョージアのトミー・リー・ジョーンズのような味わいがあります。

オーケストラ!001

バイオリニスト、アンヌ=マリーが美しくて、映画の気品を一手に引き受けた感じ。
彼女については、もろネタバレになるのでこれ以上書きませんが、演奏シーンが美しかったです。

劇中で使用されているクラシック曲が、フライヤーに載っていて楽しみにしていましたが(公式サイトにも掲載)、メインのバイオリン協奏曲以外はさわりだけで、ちょっと残念。しかし、この上映時間だとこのリスト曲流すだけで終わってしまうか。
その分エンディングで10数分演奏されるバイオリン協奏曲が、好きな曲ということもありますが、迫力あってよかったです。

音楽映画か?…と聞かれれば、んー?
…ちと微妙ですが、めでたしめでたし、音楽と共にハッピーな気分で映画を見たいならおすすめです。

映画「オーケストラ!」公式サイト

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