FC2ブログ

スティーヴン・キング「ザ・スタンド 1~4」

2010年10月17日

ザ・スタンド 1 (文春文庫)ザ・スタンド 1 (文春文庫)
(2004/04/07)
スティーヴン・キング深町 眞理子

商品詳細を見る


いやー長かった、文庫本約500ページ×5冊、いつ終わるのかと…。
お値段的にも900円×5冊=4500円(汗)

キングは好きで時々読んでいますが、私はホラーがあまり好きではないので…ちょっと矛盾してるでしょうか(汗)
まあ、簡単に言えば苦手なカテゴリーがあり、キングならなんでもとはいかないのです。「シャイニング」や「ミザリー」は怖すぎてだめなんですよ。映画も怖そうなんで見てません。
このあたり、どこからがホラーなのか?また、怖さの定義は個人差があると思いますが。
キングは作品数の多いですし、選べるのがありがたいですね。キングさんは心が広そう(…なイメージ)なので、こういうファンでもカンベンしてくれるでしょう(笑)
ホラーとは思えない作品(ワタクシ比)「スタンド・バイ・ミー」、「アトランティスの心」「トム・ゴードンに恋した少女」なども好きです。
もっとも好きな作品は「IT」で、それに近い匂いを感じて購入したのが「ザ・スタンド」です。

軍事施設からもれた謎のウィルスに感染し、ほとんどの人が死に絶えた世界、生き残った人々の生への旅が始まる。
ちょうど、TVで「バイオ・ハザード」を毎週放送していた時期で、こういう終末もの共通点を探したりしてました。ちなみに「ザ・スタンド」にはアリスみたいな女戦士はでてきません!(爆)

正直なところ、1~2巻のウィルスによってバタバタと人が死んでしまうシーンや、残虐な人間がさらに残虐になり暴挙の限りを尽くすところが長すぎ、くどすぎ、うんざりして、読むのをやめようかと思いました。
登場人物が多く、丁寧に描いているから余計長いのですが、重要かと思う人たちもどんどん死んでしまうので、え、こんなに読んだのに…って気も(汗)
この1~2巻をコンパクトにしてくれたらいいのにと感じました。

ウィルスの猛威が一段落した3巻あたりから、生き残った人々の神秘的な体験や、何かに導かれる旅が始まり、私の好きなキングになってきたような気がします。
絶望的な状況でも生命力を感じるところ、善と悪がきっぱり分かれているところが、こんなに長くても読み続けられるキングへの安心感でしょうか。

心の中の善と悪、コミュニティーの善と悪、世界の善と悪がシンクロしています。人の善なる部分と弱く醜い部分、善と悪はいつも表裏一体というキングの世界ですね。
最後は神のみぞ…という部分は、好みが分かれるところかもしれませんが、人間や世界には、まだ計り知れないものが満ちているということでしょうか?

夜や闇の表現は、さすがキングだなと思います。
白日の町が闇で一変する、闇は不安をかきたてることもあれば、守ってもくれる。
作品の多くが映像になっていますが、どれも原作の闇の恐ろしさと優しさ、神秘性を表現できていないと…それがキングですね。

それにしても長かった…。
長編がおもしろかったら、おもしろい時間が長く続くわけだからいいじゃないかと思うのですが、一口にそう言えないところが(汗)


関連記事
| Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示