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英俳優、ピート・ポスルスウェイトが死去

2011年01月06日
「父の祈りを」英俳優ピート・ポスルスウェイトさんが64歳で死去
(2011/1/5 映画.com)
個性派の名優ピート・ポスルスウェイトが、がんで死去
(2011/01/04 ハリウッドチャンネル)

ピート・ポスルスウェイトは脇役として多くの映画に出演してきました。
最近ではディカプリオ主演「インセプション」など。
ご冥福をお祈りいたします。

私は熱心なファンというわけではありませんでしたが、彼が主演した映画「ブラス!」(1997年)は、忘れがたい作品でした。

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炭鉱夫たちによるブラスバンド、グライムソープ・コリアリー・バンドの実話を基にした群像劇。
廃坑の危機に揺れる炭鉱町、伝統ある地元のブラスバンドのメンバーも、失業の不安を抱えながら、生活しています。
バンドに全情熱を傾ける指揮者ダニーを熱演したのがポスルスウェイト。
ブラスバンドどころじゃないよ…バンドの運営費どころか、生活の基盤なくして、バンドもなにも成立しない。にもかかわらず、現実に目を背けるように、ひたすら全英選手権にむけ、メンバーを鼓舞しつづけるダニー。

苦しい生活、生きる意欲も無くしかけている人々、貧しい人は夢や希望も当然のようにあきらめなくてはならないのか?
しかしそのような境遇であるからこそ、人々に夢や誇りを取り戻してくれるのが、ブラスバンドの誇りであり音楽。
ラスト、ロイヤル・アルバートホールで演奏される「ウィリアム・テル序曲」、エンディングの「威風堂々」には目頭が熱くなりました。

こんな世の中だからこそ…というのは、なんとなく安っぽい言葉なのですが、この映画を最初に見た当時(1998年頃)すでに私の身の回りでも景気は良くなかったはずで、なおのことシンパシーを感じたのかもしれません。
派手な映画ではありませんが、生きるための尊厳とか、そのようなことをあれこれ考えさせる映画でした。

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