FC2ブログ

玉村 豊男「食卓は学校である」

2011年03月06日

食卓は学校である (集英社新書)食卓は学校である (集英社新書)
(2010/10/15)
玉村 豊男

商品詳細を見る


玉村さんの著書の半分以上は食に関する本、執筆以外も食をテーマにしたイベントやプロジェクトに多くかかわってきました。
本書は、世界旅し、様々な食文化に触れてきた玉村さんから見た食の文化史のような感じです。

日本人の食事時間がなぜ短いか、フランス人はなぜ長いか。
食べ放題とバイキング(ビュッフェスタイル)の違い。
フランス料理、日本料理、中国料理の違いは食の作法
現代日本、中国における食の変化
おいしかったものとまずかったもの
食に関する戒律、禁忌
…他いろいろ

イベリコ豚が流行しているけれど、あんなに大量に流通しているイベリコ豚はどこから出てきたのだろうか?
…と先日知人と話していたのですが、同じようなことを玉村さんも書いていますね。ドングリを食べて育つイベリコ豚は、他の豚より成長が遅いので、流行ったからと言って、急に大量に出回るのはおかしいのですが…(汗)

日本人はレストランで、あえて同席に人と違う料理を頼み、料理を分けて味見をするが、フランス人は絶対にやらない。
という箇所があり、この話聞き覚えが…。
思い出しました。ソムリエの田崎真也さんですね。違う皿の料理のソースが混ざってしまったり、1皿の完成された料理のバランスを壊してしまうことに2人とも抵抗があるようです。
明確な理由はわからないけれど、フランス人が料理を分け合わないのは、生理的な嫌悪感があるのかもと、玉村さんは書いています。

玉村さんはおいしいものを食べたいけれど、おいしい料理を嫌いな人と食べるより、まずい料理でも一緒にいて楽しい人と食べる方が好き。今は誰とどう食べるかが大事と。
結論というか、これが玉村さんがもっとも言いたかったことかなと思います。
やはり田崎さんも似たようなこと言っていて、(食事の)時間をどれだけ楽しく過ごすことができるか、料理やワインはそのためにある、つまり脇役…と話していました。

玉村さんは、おいしかったものよりまずかった物のほうが、すぐ思い出せる言います。
らくだのハム(汗)…象の鼻の野菜炒め…
あは…ご遠慮したいですね(滝汗)

まずい物の方がすぐに思い出す…確かにそうですよね。
ここからは私の思い出話
まもなく東京でフィギュアスケート世界選手権が開催されますが、4年前東京で開催されたワールドを、私は友人と5日間観戦していました。
ワールドは出場選手も多く、全カテゴリー、全選手を見ようとすると、昼くらいから夜10時くらいまで、会場を長時間離れることはできません。軽食を持ち込み、空き時間に食べていました。
その上、朝の公式練習まで見ていましたので、夜、その日の観戦が終わるころはへとへと。宿泊先のホテル近辺に食事をできるような所がなく、しかしどこかに出かける気力もなくで、食事らしい食事ができませんでした。
そんな日が3日程続き、やはり温かいものが欲しいとホテル近辺をうろうろすると、1件の中華料理店を発見、ラストオーダーに間に合いそうなので入ることに。
オーダーを済ませほっと一息、毎日力みすぎて観戦してヘトヘト、友人との会話もまばらです。(たしかその日は女子SPで、期待の真央ちゃんが失敗してしまった日)
その時、隣のテーブルの女性一人客が「うっ!」と言ったきり食べるのを中断…???
そして私たちの料理が来て、友人がスープを一口、そして…「うっ!」と言ったきり黙ってしまいました。
すかさず隣の女性客が「…やっぱり!…へんですよね?」と聞いてきました。
私も一口飲んでみると…やっぱり…「うっ!」

ものすごいカルキ臭(塩素)でした。
隣の客は、自分の料理だけがおかしいのかも?と思ったそうで、私たちのリアクションを見ていたらしいのです。
…あとは食べられなかった(涙)
点心の海老餃子は食べられました(たぶん冷凍)
その日はとにかく疲れていたので、怒りではなくもの悲しい気分で(苦笑)、何かをどうでとかより、休みたい…とにかくホテルに帰ることにしました。
その店のことは、後日友人知人にネタにして何度も話したせいもありますが、まずい!と聞くと、今でも真っ先に思い出します。
「まずかった話」は盛り上がるんですよね(笑)


関連記事
| Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示