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日常を取り戻すために

2011年04月06日
通勤途中にあるい大手ビール工場に、巨大クレーンが入っていました。
結構被害が大きかったらしい。毎日ビールまみれの神戸の友人が見たら涙流すかも…いや、この銘柄は飲んでないか?(苦笑)
甘い物が食べたくなり、デパートのワゴンで、たぶん売り時を逃したホワイトデーの売れ残りでしょう(笑)…北海道ブランドのチョコを買いました。

原発は余談を許さない状況が続いており、農業や漁業への影響、観光を初めとした風評被害は深刻です。
今後は長期に亘り放射線量測定、モニタリングなどを行うことで、安全性を確認していくことが求められます。
工業製品を含めた輸出についても同様でしょう。安全性の検査については、大変な作業になるかもしれませんが、日本ならば必ずできると、そして地道に信頼を回復するしかないような気がします。

ネットをうろうろすると、福島県民は今すぐ全員避難させなさい…のような深刻なことを書いていらっしゃる方もいて、ちょっと引いてしまいます(汗)
しかし避難地域外の一般住民は、原発もさることながら、停滞している経済に不安を抱えながらも、ごく普通の暮らしをはじめています。
一見心配しているかのようですが、放射能の恐怖をあおり福島県全体が危険地帯であるような発言こそが風評被害を生み、差別につながっていることをご理解下さい。

私の居住する中通りの只今の状況はこんな感じです。
JR在来線が復旧して、まもなく学校が始まります。小中学校は今週、高校は来週です。避難所の小中学生は最寄りの学校で受け入れることになりました。
県内の各幼稚園、保育園、小中学校では、教員立ち会いで放射線量測定を行い県のHPで公表、国の基準に基づき対応することになりました。

食品、生活雑貨の小売店は、被害が大きい所を除き80%くらいが営業。牛乳、葉物野菜など基準値を上回った地元食品は店頭にはありませんが、他の産地から十分な量があるように見えます。震災前とほぼ変わりない品揃えです。
ファーストフード、FCのレストラン、ホームセンターも営業再開。デパートも全館営業、ユニクロ、しまむらなど大型量販店も再開しています。家電、アパレル関係の専門店は50%位が営業、中には当面休業の店舗もあるようです。
観光道路も被害があるようです。ライフライン優先で復旧が遅れていましたが、こちらの復旧もはじまったようです。まあどれだけ観光が戻ってくるかは…ですが。

不安はありますが、誰もが普段の暮らしに戻ろうとしています。
3日先くらいまでは予想できても、その先が全くわからないのが辛い(汗)

20110403

朝晩は冷えますが、ようやく春らしくなってきました。
クロッカスも全開です。

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福島で暮らす | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
一大事です!
なんですってぇ~?
ビール工場が大打撃?
それは一大事ですニルギリさん!
私の命の水、生きる源、動力源、etc…。
とにかくビール、ビールを助けて!


……まあ、冗談はともかく。
本当にいろいろなことが続けざまに起こりすぎていますよね…。
これが私たちの愛する国、日本の現状なんだと、まだ信じられない。特に被災地から遠く離れた西日本にいると、まるで現実感がありません。

でもそう言って目を背け続けるわけには行かないですね。
関西の電気は、福井にある原発によって支えられています。これは東京における福島原発と同じことで、関西の人々は福井の人々に多大なる犠牲を強いているわけで。
今回の事故を傍観者として見ていることは、自分たちの姿を直視するのを避けて逃げていることになります。
じっくり考えて、原発に頼らなくて済む社会や新しいエネルギーについて、真剣に検討していく時代になったのだと思います。


神戸も今でこそ「震災から再生復興した街」として、元気な顔を見せています。
でも16年前は本当に大変だったし、輝きを取り戻すまでにはものすごく時間がかかりました。
電気や水の復旧は1ヶ月後。ガスが復旧したのは2ヶ月後。電車も完全に復旧したのは半年後で、それまでは、今なら10分で行ける三宮まで行くのにJRと阪急と阪神を乗り継ぎ乗り継ぎで2時間かかった。
街は瓦礫の山だし、青いビニールシートがあちこちにあり、どこの空地にもテントがずらりと並んでた。
震災直後から数年間は、経済も観光もかなりのダメージを受けていましたし、立ち直るためにと建てた家や工場の二重三重のローンに苦しむ人々がたくさんいました。
私も仕事を見つけるまでに苦労したし、リーマンショック前からハローワークはいつも人でごった返してた。
そんなこんなで、あの頃は先の見えない不安にみんな呆然としていました。

今、とりあえず仕事もあって、水も電気もガスもちゃんとあって、三食ごはんも食べられる。電車も動くしテレビもネットも普通に楽しめる。何不自由なく暮らしていけるのは、本当に幸せなことなんだとしみじみ思います。

これからが大変だとは思うけど、福島にも頑張って乗り越えてもらいたい。
そのためには、経済活動もどしどしやって行かないとね。ビール工場が復旧したら、定期的にお取り寄せしますよ!
>美輪さん
美輪さんにとってビールは、田舎におけるガソリンのようなものですよね?
田舎はガソリンなしでは動けません(苦笑)
沿岸の地方や原発のニュースの影で、あまり取り上げられませんが、大きな生産工場の被害や倒壊しそうなビルとか、ひっそり閉店する店舗とか、私の町でもいろいろありますね。
失業された方も多くて、震災前だってかなり混んでいたハローワークが、今じゃ激コミです(汗)

地震と津波も大変なのですが、私のところではやはり原発ですね。
避難地域では、行方不明者の捜索もできないのです。この状態で再出発しろとは言えないですよね。
解決はないにしても、すくなくともこちらが収まる方向にならなければ、復興もなにも…という感じです。
そして原発は、この地域の雇用の場でもあり、避難地域の多くの方が東電に関わる会社で生計を立てています。なんともフクザツです。
今も何百人という方が、福島の原発で復旧にあたっています。

地震や大きな災害は、いつおこってもおかしくないと言えばそうなんですが、いざおこると、事の大きさが受け止められないんですよね。まあ私が受け止めてどうなるもんでもないですが。
今は、一日一日生きていくしかないのかなと思います。
神戸の震災を体験した美輪さんの言葉は、とても頼もしいです。ありがとうございます。

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