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古澤巌、そしてフィギュアスケートのタンゴ

2009年01月04日
年末の東急ジルベスターコンサートをBSジャパンで見ることができました。
大阪のリンクにいる荒川静香さんが、古澤巌のヴァイオリン生演奏(ツィゴイネルワイゼン)で滑るという、お正月から好物を2ついっぺんに出されてうれしい私です。ちなみに古澤さんが荒川さんのファンとは知りませんでした。
関係ないですが、荒川さんの黒地にストライプの衣装、トマシュのFPの衣装に似てる…というかペアルックみたいですね。
荒川さんの演技がちょっとしか放送されなかったのが、う~ん残念ですが、準備の時間が少ない中、生演奏で演技は難しいなあとも感じました。
大阪のリンクの様子はこちらで(美輪さんのブログ)

古澤巌は、好きという理由だけで、フィギュアスケート選手のだれかが使わないかとずっと思っていましたが、ソリストとはそういうものですが個性的、独特のタメがあったりで使いづらいかもしれませんね。今回の生演奏でなおのことそう感じました。
彼は、ロマ(ジプシー)の音楽から大きな影響を受けていて、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」も同様の影響を受けている曲としてか、古澤さんのコンサートでよく演奏される曲です。
彼は作曲も多いし、厳密にクラシック演奏家とは言えないですね。

久しぶりに古澤さんを世に出したCD(事実上のデビューアルバムのようなもの)「ヴァイオリンの夜」を引っ張り出しました。私の手元にあるアルバムは1993年ですが、同アルバムをネットで検索すると2000年のものがでます、内容は同じだと思われます。
ツィゴイネルワイゼンの他に、ジルベスターコンサートでも演奏していた「チャルダッシュ」も入ってますね。
他スケートでもおなじみの曲もいくつかあります(もちろん音源ではありません)

ヴァイオリンの夜ヴァイオリンの夜
(2000/11/01)
古澤巌

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話が前後して申し訳ないですが、フィギュアスケートで古澤さんの曲を使わないかな~と思っていた私ですが、昨年生観戦した全日本で、小原美咲選手と村元小月選手がSPで「タンゴ・アモーレ」を使っていました。この曲は1年位前?のスペシャルドラマ「鹿鳴館」のためのオリジナル曲です。
今年はやたらタンゴをチョイスする選手が多いななんて感じてましたが、ここにも…。
といっても、ディープなタンゴを日本の若い選手が演じるというのは、なかなか大変なことのように想像します。タンゴといってもドラマのテーマ曲として日本人が作曲したという意味で、入りやすいのかもしれませんね。違和感はありませんでした。

「タンゴ・アモーレ」収録アルバムはこちら
Dandyism GoldDandyism Gold
(2008/04/23)
古澤巌

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タンゴといえば高橋大輔選手の「eye」を熱く語ってみたいところですが、何しろお休み中ですからねえ、とほほ。

今シーズン、タンゴ、タンゴ魂といえば鈴木明子選手のEX「リベルタンゴ」、ここにつきますか。
DOIで最初に見た時、あまりの迫力に一瞬後ずさる位の迫力がありました。
その後NHK杯、MOIと何度か見ていますが、いつも体の全てからパワーがあふれるような、目力もすごいけれど、指の先まで力が詰まっている感じがました。
いろいろ経験を重ねた大人だからできる表現力という以上に、彼女自身がこの曲が大好きでなじんでいますね。
インタビューの優しくてどこかはかなげな雰囲気からは全く想像できません。

浅田真央選手のタンゴ「Por Una Cabeza」(ポル・ウナ・カベーサ)は、鈴木選手のタンゴと較べると、かわいらしすぎるかもしれないですね。
このプログラムを最初に見た時、全く気がつかなかったのですが、映画「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」(1992年)のサントラからだったんですね。映画の題名を聞いてから、ようやく「あの場面」の曲かな?と、遅すぎますね(苦笑)
お互い相容れない、頑固な(感じが悪いとも言う)退役軍人(アル・パチーノ)と青年が旅をしながら交流を重ねていく。アル・パチーノがこの作品でアカデミー賞をもらったことを覚えてます。
「Por Una Cabeza」のシーンは、ストーリーと直接関係ありません。アル・パチーノが、レストランだったかホテルのラウンジで、たまたま近くに座っていた若くて美しい女性(ガブリエル・アンウォー)を誘って、タンゴを踊る…ただそれだけ、この女性はこのシーンのみで、なにか進展があるわけでもありません。
人生の様々な事を経験してしてきた老人と、これからどんな人生が待っているかわからない若くて美しい女性、この対比こそがこの映画を象徴しているような気がします。
老人が生きてきた人生も、若くて無垢であることも、どちらも素晴らしい、どちらも価値があるということではないでしょうか。とても美しくて印象的、この映画を語るには欠かせないシーンです。
(じゃあ、最初に見た時気がつけよ!ですね)
真央ちゃんのタンゴが、この若い女性を象徴しているとしたら、かわいらしさを残した若いタンゴは結構納得できますね。
振付のタラソワコーチは、昨年「ラベンダーの咲く庭で」から浅田選手のSPを作りましたが、こちらは老姉妹が主人公、いつもチョイスが渋いですねえ。タラソワコーチ自身の思い入れもあるような気がしますが、それを若い選手がどう表現するか、そこには計算できないおもしろさがあるような気がします。

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