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NHKスペシャル「女と男」

2009年01月14日
最新科学が読み解く性
第1回 惹かれ合う二人 すれ違う二人
第2回 何が違う?なぜ違う?

男女の違い、その関係を科学的に解明しようという全3回のシリーズ。第2回まで放送されました。
今現在の研究成果、研究の先端はどこらへんかということがわかりますが、目からウロコとか、目新しい情報というより、男女の関係を新しいアプローチで見る、というところがポイントでしょうか。

第1回、恋のメカニズムを解明して、何の役に立つのだと言えば、何でしょうねえ?…という気もしますが(苦笑)
恋をすると脳内物質ドーパミンが分泌され快楽を感じ、と同時に脳内の物事を批判する部分の活動が抑制され、相手を否定できなくなる(恋は盲目)。しかしドーパミンの分泌(恋愛の期間)は、3年くらいと言われている。
このようなシステムがなぜ生まれたか?なぜ3年なのか?
それはヒトが二足歩行を始めた頃からの、人類が子孫を残して行くためのシステムである。ヒトの赤ちゃんは他の動物に較べ、未熟児に近い状態で産まれ手がかかる。母(女)が手を離せない育児期間中、男が栄養価の高い餌をとってくる、男女が協力して子育てにあたらなくてならない期間が、約3年なのではないかというのが、現在の研究成果です。まあ、そんなことデータで言われなくてもわかる内容かもしれませんね。
結論に至ったというより、現段階では推測されると言ったほうがいいのかもしれませんが。

しかし、こうした太古からの遺物ともいえる男女の無意識が、現代社会を生きる上で深刻な問題を引き起こしているというのが、後半からの内容です。
現実の結婚した男女は、一生パートナーとして暮らしていくことを考えれば、ドーパミンが切れた3年後はしんどいだけ…になってしまうので。
番組では、このような男女関係を長年にわたり研究しているアメリカの研究者が登場、さまざまな夫婦のデータを収集・分析しています。
大ざっぱに言うと、会話をして理解し合い情報を共有したいのが女。問題解決が最優先で、会話はなくてもいいのが男。男女の関係を長続きさせるには、男性の「会話力」がポイントになるということでした。
なんとなく最近の「コーチング」や「社員教育」にも通じものがありますね。

番組に登場したある中年夫婦は、うまくいってない夫婦関係をなんとかしようと、研究に参加します。会話を試みるも、あえなく失敗する夫、むかっとする妻。人ごとだと思うと結構笑えます。こんなシーンを、そりゃ自国(アメリカ)ではないとはいえ、放送されていいのか?という気も。
しかし、男女は仲良く協力しあうのが当然、うまくいってない夫婦関係をなんとかしよう、しなければならないという、この明るくて積極的なエネルギーはすごい。宗教的背景など、家族のあり方が、日本の文化や慣習とは少し違うような気もします。日本の夫婦関係は、無関心や我慢であったりも含めて、もっと自然に任せるとか、お互いを意識しすぎないのが理想とされているような気がします。
私にしてみれば、そこまで頑張って、男女は一緒にいなくてはならないのか?…って、それを言ってはおしまいか(笑)

第2回は「男女の違い」。
男女によってかかりやすい病気が違っている。今までも女性特有の病気などはわかっていましたが、たとえば狭心症の症状も男女によって違っていたり、薬の効き方にも性差があることが最近わかってきました。
…というか、ええ~今までほったらかしだったのか?って気もします。

男女の違いを脳の仕組み(特徴)から考えるのが、第2回のテーマです。
私は読んでいませんが、数年前に売れた本「地図を読めない女、話を聞かない男」、これを実験したという感じでしょうか。同じ指示でも、男性はわかりやすくても、女性は間違いやすかったり、その逆もあり。
おもしろいのは、同じ課題を与えても(解決するために使う)脳の活性化する部分が、男女で大きく違っていることでしょうか。このことから最終目的が同じでも、男女でやり方(システム)が違うのは当然だと見るべき事のように感じました。

ここでも人類の歴史から読み解きます。簡単にいえば、狩りを仕事としていた男は空間認知能力に優れ、育児をしながら木の実などを採集していた女は、記憶と情報収集(情報交換)に優れている(好む)傾向がある。
(※あくまで男女差の傾向であって、いろいろな人がいるということ、男女でキッパリ分かれているわけではありません。)
つまり、子育てという目的のために、男女それぞれが仕事を分担していったということですかね。

男女平等を唱えるアメリカでも、こうした性差をいかしたビジネスモデルが、ようやく生まれつつあるようです。
たしかに男性中心の社会構造のままでは、大半の女性は働きにくく、能力を発揮できにくいのはわかりますね。どちらかがが正しいのではなく、どっちもありってことですね。
結論は、男だから女だからという以前に、相手を知り、お互いを尊重しましょうということでしょうか。
わりと当たり前の結びになってしまいました(笑)

NHKスペシャル「女と男」 番組HP
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Comment
こんばんは。
たくさん記事が挙がっているのに今更こんなところにとは思ったのですが、この番組見ようかと思いながらパスしてしまったので、大まかな内容がわかってとても嬉しかったものですからお邪魔します。

恋のメカニズム…デキ婚した芸能人が2~3年で離婚するのは科学的根拠があるんだぁ、などとしょうもないことを考えてしまいました(笑)。
自分自身で考えてもミーハーなものですからつい俳優などに一目ぼれして、もちろん長続きするっていうかずっといつまでもファンでいられて応援し続けている人もいるんだけど、しばらくすると飽きてしまうというかやっぱり好みじゃなかったなぁと思ってしまう場合もあって、そういうのも仕方ないんだと少し納得できました。

男女の違い…脳の仕組みが違うっていうのはいろいろ感じます。たとえば将棋の棋士なんかいまだに女性プロはいないし、本当のすごい天才はやっぱり男性だし。ただ男女では体の仕組みが違うために役割も違うんだから、別にそれをイヤだと思ったことはないけど、男性陣にもそういう特性を理解してもらって皆が生きやすい世の中になるといいですね。
欧米諸国や日本はもちろんだけど、宗教上の縛りが多く女性の才能が封じ込められている(という感じがする)イスラム圏でも、女性がもう少し自由に生きられるといいなぁと思います。
>春紅葉さん
スケート以外でコメントいただけるとは、春紅葉さんもマニアック…いえ光栄です(笑)、ありがとうございます。

芸能人…あはは、そうですね。つまりアレは芸能人だから特別なんじゃなくて、自然な流れなんですね(笑)
ドーパミンの分泌が短期間なのは、体に負担が大きいからということもあるそうです。
考えてみれば、身近で長年円満な(そうに見える)ご夫婦は、LOVEっていうより友達夫婦や母子みたいになってますね。

真面目な話、男女の違いを差別ではなく理解しあうことが大事ですよね。
夫婦だとプライベートなこととして、とやかく言われませんが、社会のあらゆる分野で女性が働くようになると、ビジネスとして円滑に進めることが重要になるわけで、そういう方向からでも男女の違いを理解するきっかけになるといいですよね。

イスラム圏の話となると、宗教的な背景が難しいですね。それこそ相手を尊重し理解しあうところから始めないとならないのではと思います。長い道のりですね。

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